2017年11月10日

寝ている時の体温についてご存じですか。眠りに入る時に、手足の甲の皮膚血管が開き、体に対する手足の相対的温度が上昇し、手足から外界に熱が逃げていくことで体の内部の温度が下がっていくみたいです。眠いとき、赤ちゃんの手が暖かくなるのと同じで、特定の皮膚部位(ここでは手足の甲)から熱を外界に逃がすことで体の内部の温度を下げ、つまり体全体の代謝を下げ、これに引き続いて脳温も下がって眠りに入るのようです。人間の脳はほかの動物とくらべて、高い機能をもっており、昼間は脳をフルに使って生活しています。そこで疲れた脳が オーバーヒートしないように、脳の温度を下げて休ませ、脳の疲労を回復させるのが睡眠みたいです。そして、寝るときに体温を上げて寝やすくするには、寝る前にぬるめのお風呂に入ったり、足湯を使ったりして軽く暖めると、眠りに入るまでの時間が短かくなり、深い眠りを得やすくなります。温かくした後には、末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増え、体の内部の温度が低下しやすくなるためらしいです。しっかり暖まってしまうと深部体温が上がってしまいますのでご注意ください。夕方の運動も、皮膚からの熱放散を増やすので、うまく眠るのに効果的です。では、良い週末をお過ごしください。

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